ホモシステインはアルツハイマー病のリスクファクターです。
ホモシステインは、必須アミノ酸であるメチオニンの代謝副産物として生成されるアミノ酸です。メチオニンは、肝機能の調整を始めとしたさまざまな生体機能に関与しています。このメチオニンの代謝に必要となるのが、ビタミン B12・葉酸またはビタミン B6で、欠乏するとホモシステインからメチオニンの変換が停滞し、ホモシステインが細胞内から血液中に移行して蓄積し動脈硬化を引き起こすため、心筋梗塞などの心臓疾患や、脳卒中のリスクが高まります。
血中のホモシステイン濃度が、15μmol/l以上になった状態を「高ホモシステイン血症」と呼び、さまざまな疾患との関連が報告されています。
この書籍では、血中のホモシステイン値が高いと、アルツハイマー病と相関すると述べています。
書籍では、理想値は7未満と書かれております。
そこで、私自身のホモシステイン値を測定した結果、10.1と高めでした。
これを減らすには、ビタミンB群の摂取、もしくは乳製品やナッツ類、チーズ、大豆、卵を減らす必要があります。食品関係は、毎日食べているものなのでなかなか減らすことが難しく、B群の摂取を増やす必要があります。理想はベタインを含むサプリメントが良いでしょう。