がん細胞の増殖(促進効果)
数多くの疫学者が、電磁波と健康障害の関係を明らかにしてきました。
その中心は高圧送電線と小児白血病の調査・研究でした。疫学調査につづいて発病のメカニズムに関する研究も進んできました。
その1つが細胞を用いた実験でのがん細胞の増殖でした。
発がん物質には遺伝子に変異を起こしてがん化のきっかけをつくる“イニシエーター”と、いったんがん化した細胞の増殖を促進する“プロモーター”があります。
電磁波は、直接がんを引き起こすほう。すなわちがんの“イニシエーター”ではなく、がんを促進するほう、“プロモーター”に関わるということがわかってきました。したがって、ガン治療には電磁波対策がかかせません。